Obsidianで新規ノートに自動でフロントマターを挿入する方法

Obsidianで新規ノートに自動でフロントマターを挿入する方法【Templater活用】

Obsidianでノートを取っていると、「毎回フロントマターを書くのがちょっと面倒」と思ったことはありませんか? 特にメモを整理したり、後で検索しやすくするために、typetags を入れておきたいけど、毎回手動で書くのは意外と手間ですよね。

そんなときに便利なのが、Templater というプラグインです。 これを使えば、Ctrl + N でノートを新規作成したときに、自動で決まった内容(テンプレート)を差し込むことができます。


前提条件

  • Obsidian がインストール済みであること
  • コミュニティプラグインを有効化していること

手順

1. Templater プラグインをインストールする

  1. 左下の「設定(歯車アイコン)」をクリック
  2. 「コミュニティプラグイン」 > 「コミュニティプラグインを有効化」
  3. 「プラグインを閲覧」で Templater を検索
  4. Templater をインストールして有効化

2. テンプレート保存用フォルダを作る

任意の場所にテンプレート保存用のフォルダを作成します。 ここでは例として 99_Template フォルダを使いますが、名前や場所は自由です。


3. テンプレートファイルを作成する

テンプレートフォルダ内に default.md というファイルを作成し、以下のように記述します:

---
type: note
status: new
tags: []
date: <% tp.date.now("YYYY-MM-DD") %>
title: <% tp.file.title %>
---

# <% tp.file.title %>

このテンプレートでは、以下の情報を自動で挿入するようにしています:

  • type: ノートの種類(固定)
  • status: ノートの状態(初期値として new を指定)
  • tags: タグ(空配列)
  • date: 作成日(現在の日付)
  • title: ファイル名(ノートタイトルを見出しにも使用)

4. Templater の設定を変更する

  1. 設定 > 「Templater」のセクションを開く
  2. 「Template folder location」:先ほど作成したフォルダを指定(例:99_Template
  3. 「Trigger Templater on new file creation」:✅ 有効化
  4. 「Template to apply on new file creation」:default.md を指定

5. 動作確認する

Ctrl + N で新規ノートを作成してみましょう。 以下のような内容が、自動でノートに入力されていれば成功です:

---
type: note
status: new
tags: []
date: 2025-05-16
title: 新規ノートのファイル名
---

# 新規ノートのファイル名

おわりに

Templater を使えば、ノート作成のたびに同じフロントマターを繰り返し入力する手間を省けます。 これだけで、日々のノート整理やメタ情報の管理がずっとラクになります。

今回は基本的な使い方に絞りましたが、Templater ではさらに条件分岐や入力フォームのようなことも可能です。 今後はその応用例や、Dataviewと連携させる活用方法についても紹介していきますので、そちらもお楽しみに。


本記事について

※本記事は、Obsidian初心者の著者が自身の学習と実践を元に、OpenAIのAIアシスタント(ChatGPT)と対話しながら共同で執筆した内容です。 内容の正確性には十分配慮しておりますが、環境やバージョンによって挙動が異なる場合があります。ご利用の際はご自身の環境に応じてご確認ください。